もう3年になるそうだ、あの伝説のロティスリーレカンでのお食事会を主催したのは。
あのときのロティスリーレカンのシェフ、渡邉さんが、いま四丁目のシェフ、料理長に就任。
コロナの影響で銀座は、とても歩き安い。でも、マックの店とか、銀座シックスの中のいまでやショップとか、紅茶屋のマリアージュ・フレールとか、長野のアンテナショップとか、にぎわっている店は、人がいっぱい。だけど通りには人がいない。
四丁目レカンは、ものすごくシックな内装に変わっていた。ベージュ主体。シャンパンゴールドのイメージだというが、ちょっと落ち着かない。あのこてこてのアールデコのどっかスキがある感じの空間に埋もれている雰囲気がオバサンにはよかったのだけど、隅々まで明るいシャンパンゴールドは、悪酔いができない。。ということは良いのだけど、ね。
開けたのはコンドリュー。なかなか日本では飲むチャンスがないし、ワルン・ロティにひっぱってお店で売るチャンスもない(高いんだ。基本が。5000円で買えるのあるかなあ・・)、からお店でいただく。
コンドリューは、去年のフランスツアーの中でも、ものすごく迫力のある段々畑の畑と、ローヌの河のゆったり感のコントラストに、圧倒されて、敬意しか持てないワイン産地だった。
山の上のレストランでいただいたコンドリューのワインもおいしかったけど、山の上のレストアランから1時間かけて坂道を転がり降りるように帰ってきた、あの坂道も、もう、一生忘れられない、畑。
ヴィオニエという杏フレーヴァーのあるワインだけど、最後まで凜として、ゆるがない。この力強さと、やわらかさに、心預けちゃうんだ。
お料理は、なかなか今食べられない、古典的ジビエ。リエーブル ア ラ ロワイヤル、を。野ウサギのジビエ。野ウサギを丸ごと閉じ込めた、シェフの持つ力がためされる料理とか。 アスパラとフォグラと、まったりとした赤ワインのソース。もう・・ため息。
渡邉シェフに、あの伝説のワイン会の御礼をさせていただこうと、思いながら、もう3年。やっと、ありがとうご飯にたどり着けてホッと。
「また、会を催してください。お待ちしております」と、渡邉シェフ。さて・・・?