2011年3月11日、東北の震災が起こった日も、暖かい日でしたね。東京ではみんな歩いて会社から帰宅していましね。

揺れはかなりで、パンを買いにいらしていたお客さまと、急いで外に出て、ゆがむ電信柱を見つめながら、道路にしゃがんでいました。子どもたちは、団子になって学校から集団で帰ってきて、しばらく何人か一緒に過ごしました。あらかじめの災害時のルートではなく、「確実に大人がいる家に、帰りなさい」と、のことで。

その後、慌てて岩手の姉妹店、平泉のきんいろぱん屋で働いてくれているメンバーに電話をしても、電話はつながらず。

写真上の3枚は、2011年5月31日に、訪ねた陸前高田です。 ワルン・ロティでお客さまから基金を募って、集まったお金で、平泉のきんいろぱん屋でお菓子を焼いて、それを、陸前高田の保育園に届ける、というルートを平泉の町の人たちのお力を借りて、つくっていました。

写真下の3枚は、2021年3月23日に訪ねた陸前高田。道の駅が立派にできていました。海岸には将来、もう一度松林ができるように、松が植栽されていて。

ワルン・ロティで、いまも好評いただいている「きび砂糖のクッキー」は、実は、陸前高田の保育園に届けるお菓子として考案したものなのでした。アレルギーの子達もいるかな、と、乳・卵を入れないで。

でも、アレルギーの子供はほとんどいないとかで、「チョコとは入った方がいい」と。

疲れているときには、ぐっと甘いもの、欲しいですものね。カロリーも高いものが必要。

ああ、あの日も、営業日だったんだなあ・・と、ラジオを聞いて思い出していました。